トレーニング方法

「瞑想」習慣は、なぜ、トップアスリートに“勝者の覇気”をもたらすのか?

スポーツなどの勝負の世界で、
トップとして長く勝ち続ける人には、
勝ち続けるなりの理由が必ずあります。

共通していえることは、
「王者たる風格」でしょうか?

いわゆる
“勝者の覇気”というものです。

覇気とは、
「気配」「気合」「威圧」などの
感覚的なことで言葉を言い換えられます。

この覇気というのは、
当然、アスリートしかもっているわけでもなく、
すべての人間が持っているものと言われています。

トップアスリートと言える人たちは、
ただ、この覇気の引き出し方を知っているに
過ぎないということです。

今回は、トップアスリートが、
長く第一線で勝利者として活躍し続けるために
取り入れているトレーニング習慣と
その理由について、
書いてみたいと思います。

日々、きつい練習を積み重ねているけど、
思った成果が出ない人、
勝ちムラがある人、
さらに自分を高めたい人にとって、
ひとつヒントになればと思います。


おはようございます。
今田唯仁(いまだただひと)です。

皆さんは、すでに
お察しかもしれません。

今やアメリカでは空前の大ブーム、
日本でもよく聞くようになりました。

イチローを筆頭に、日本のトップアスリートも
この習慣に取り組む選手は少しずつ増えていると聞きます。

いわゆる、
「マインドフルネス瞑想」です。

初めて聞く方もいるかもしれませんので、
少し説明をします。

マインドフルネス瞑想とは?

マインドフルネスの起源は、
原始仏教にあると言われており、
19世紀にまで遡りますが、
イギリス人が、スリランカより、
概念を持ち帰り、
その東洋思想や瞑想法を
西洋人仕様にアレンジして、
作り出されといわれています。

アレンジとはつまり、
もともとあった宗教性は、
排除されてあり、
実用面にアレンジしたというものです。

ここで、改めて問いです。

「マインドフルネス瞑想」は、なぜ
トップアスリートが積極的に取り入れるのか?

結論:
パフォーマンスの安定性が見込めるから

グーグルで検索して、
マインドフルネスの定義などを調べると、

「評価や判断を加えずに、
いまここの経験に対して能動的に注意をむけること」

とあります。

いろんな解釈があるかもしれませんが、

マインドフルネスとは、
一言で言うと、

「脳を休ませるトレーニング」

と言われています。

今やトレーニングの鉄則として、
「休息」という概念があります。

フィジカルトレーニングを例にすると
分かりやすいかもしれません。
筋トレというのは、筋繊維を壊す作業です。
壊れた筋繊維を作る作業は、
どの過程かというと、
「休息」にあるというアレです。

人がもつ、「自然治癒」にまさる
最高の進化はありません。

まさしく、
「休息」というのは、
進化の過程ということです。

壊れたものを、
次壊れないように、
耐性をもって、

復元するという
進化の過程なんですね。

しかし、脳の疲れは、
体の休息とは別に、
快適な睡眠をとっても、
プライベート・ジェットで
豪華な旅行をしても、
超高価なスパに行っても、
癒されないものとも言われています。

つまり、脳の休息というのは、
自分の内面を本質から
休ませることを行う必要があるということです。

その方法が、
マインドフルネス瞑想であり、
脳の最高の休息法であるということです。

また、
世界最高のトップアスリートが、
ここまで瞑想を取り入れる背景は、
東洋式哲学の瞑想というだけでなく、
科学的に裏付けが
進んでいる背景が大きくあります。

瞑想の科学的な裏付けについては、
今後、後述したいと思います。

最後に、タイトルにあるように
瞑想習慣が、トップアスリートに、
“勝者の覇気”をもたらす理由として、
5つの効果をご紹介します。

 

「瞑想」習慣が、
トップアスリートにおよぼす5つの効果

(1)さまよわない心、疲れづらい脳の形成
(2)集中力の向上
(3)感情調整力の向上
(4)自己認識への変化
(5)免疫機能の改善

ジョコビッチ選手は、

マインドフルネスによって、
脳内で一体どれだけのネガティブなエネルギーが、
循環していたのかに気づくことになった。
一歩下がって自分の考えを
客観的に見渡すように集中すると、
莫大な量のネガティブな感情が
そこにあるのがはっきりと見えた。

と語っています。

内から生じてくるネガティブな感情を
一つの経験として受けとめ、
それに呑み込まれないように対処していく
マインドフルネスによって、
世界最高のトップランカーとして
君臨するジョコビッチ選手は、
実戦内において素早く、
自分のいい状態に戻ることが
できる能力=レジリエンス(回復力)
身につけたということですね。

マインドフルネストレーニングにより、
ネガティブな感情など思考をコントロールし、
レジリエンス(回復力)に代表される
疲れづらい脳が形成されていくと、
自ずと目の前のプレーへの
集中状態を研ぎ澄ますことになります。

ニューヨーク・ヤンキース時代の
イチロー選手のチームメイトだった
デレク・ジーター選手は、
当時のイチロー選手について
このようにも述べていました。

彼は、他の誰よりも球場に早くやってきて、
器具を使いながらのストレッチなどで
入念に体の手入れを行う。
それが終わると自分のロッカーの前に
腰を掛けながら20~30分間、
目をつぶって瞑想にふけるんだ。
そうしたルーチンワークが終わると、
イチには完全にスイッチが入る。
そこからは試合が終わるまで、
もう誰も彼の中に入り込むことはできない

バスケットボール界の神様、
あのマイケル・ジョーダンも、
NBAのシカゴ・ブルズに所属していた当時、
心理学者から瞑想の指導を受けていたようです。

マインドフルネスが鍛えられると、
ズルズルと悪いサイクルに
はまっていくのを防ぐことができます。
最高のプレーができない状態になったても、
その状態を認知して、
受け入れることができるからです。

勝負の世界で、
長くトップで走り続けるためには、
パフォーマンスの安定性以外に
他なりません。

トップアスリートが、
自分の調子に関わらず、
最善を尽くし、
王者たる戦いをつねに行う。

この“勝者の覇気”というのは、
マインドフルネスな状態に
よって、
発せられるメンタルということなんですね。

 

常に、さまよわず、
自分のパフォーマンスを発揮する。

ぜひ、マインドフルネス瞑想を、
日々の習慣に加えてはいかがでしょうか?

また、スコトーマが外れて、
新しい世界が見えてくると思います。

 

まとめ

●マインドフルネス瞑想は、
パフォーマンスの安定性をつくる。

●「瞑想」習慣が、
トップアスリートにおよぼす5つの効果

(1)さまよわない心、疲れづらい脳の形成
(2)集中力の向上
(3)感情調整力の向上
(4)自己認識への変化
(5)免疫機能の改善

本日も、大きな声でありがとう

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