自己制御力

ニーチェに学ぶ。誰でも「天才」になれる。

私たちが人生のマラソンでなにを成し遂げられるかは、
まさに「やり抜く力」にかかっているからだ。
やたらと「才能」という言葉にこだわっていると、
この単純な真実を見失ってしまう。

– アンジェラ・ダックワース –
(「GRIT」研究の第一人者/ペンシルバニア大学心理学教授)

今では、
様々な心理学や生理学、神経解剖学など様々な研究から、
人の力は、遺伝だけでなく、
「環境による力」で、
伸ばすことができることが、分かっています。

よくよく考えれば当然ですよね。
生命の進化の過程で、
環境の変化に対応していくことで、

種をつないできたのですから。。。

 

今回は、

● 天才とは、そもそもどんな人のことなのか?
● 才能とは、そもそもどんな能力なのか?
● 我々は、天才になれないのか?

について、いくつかの角度から、
自分の答えを述べてみたいと思います。

皆様のヒントや問いにつながればと思います。


おはようございます。
今田唯仁(いまだただひと)です。

問いの基本は、「そもそも論」から。
意外と本質が見えてきます。

 

天才とは、そもそもどんな人のことなのか?

「そもそも論」から考えてみます。

そもそも天才の定義とは、
努力もせずに偉業を成し遂げる人のことをいうのでしょうか?

ニーチェは、こう例えています。

あまりに完璧なものを見たとき、
我々は、どうしたらあんなふうになれるのかとは考えない。
その代わりに魔法によって
目の前で奇跡が起こったかのごとく熱狂してしまう。


芸術家の素晴らしい作品をみても、
それがどれほどの努力と鍛錬に
裏打ちされているかを見抜ける人はいない。
そのほうがむしろ好都合と言っていい。
気の遠くなるような努力のたまものだと知ったら、
感動が薄れるかもしれないから


我々の虚栄心や利己心によって、
天才崇拝にはますます拍車がかかる。
天才というのは神がかかった存在だと思えば、
それにくらべて引け目を感じる必要がないからだ。
あの人は超人的だというのは、
張り合ってもしかたないという意味なのだ

つまり、
「天賦の才を持つ人」を、
神格化してしまったほうが楽なんだという思考が、
人には自然に働くようです。

そして、最後にニーチェはこう言っています。

偉業を達成した人々のことを、「天才」ではなく、「職人」と考えるべき。

 

才能とは、そもそもどんな能力のことなのか?

才能の「才」とは、生まれつき備わっている能力。性能。はたらきを指します。
才能の「能」とは、仕事をする力。しとげる力。はたらき

つまり、私たち全員が生まれつき備わっている性能。
脳であり、手足だとかそういうものですね。

それらの性能をつかって、仕事をする力を、
才能と呼びます。
フィジカル的な部分を考えると、
わかりやすいかもしれません。

当然、遺伝子の力も作用します。
筋肉量や骨格に差は出ますので、
トレーニングで追いつけるレベルと、
追いつけないレベルがあるのも現実です。

見た目は同じでも、
ニホンザルがゴリラになりたいといっても
なれないのと同じことですね。

しかし、
性格的な特徴だったり、行動は、
遺伝子の影響も当然あるものの、
環境の影響で変えることは出来るということは、
現代研究では、実証されています。

つまり、

才能とは、
「何か」の能力ではなく、
「何か」を得ることの出来る性能を指します。

 

我々は、天才になれないのでしょうか?

結論:
誰もが天才になれます。
その潜在能力は持っています。

なぜなら、
(上記でも述べたように、偉人の方々の言葉を借りると・・・)

天才とは、「職人」となることで、
「職人」になるための性能を、
だれもが持っているから

 

誰でも「職人」になれる

これなら、言葉としても、なれる希望出てきませんか?
その道を選択し、極めることですから。

「職人」の極みとなりはじめて、

偉業を成すということですね。

イチローさんの例が分かりやすいかもしれません。
プロ野球選手として、職人魂の極みと言えます。
生活習慣の作り方、体の構造、栄養学に至るまで、
プロ野球選手として、
どうしたら最高のパフォーマンスを出せるのかを
世界一にストイックに追求しているからこそ、
世界一の野球選手として、
いまだ現役で活躍されていれるのだと思います。

つまり、イチローは、天才ではなく、「職人」
究極の「職人」なんですね。

職人に必要で必須のスキルは、
「自己制御力」です。

己の欲をコントロールし、
専門的に究める人を指します。

そのために必要なスキルを、
心理学者は『GRIT』といい
『やり抜く力』とも言われています。

オリンピックのメダリストも、
ノーベル賞受賞者も、
偉業を成した人は、
必ずコツコツと目標にむけ、
努力を続けてきた人です。
「やり抜く力」があった人です。

努力もせずに偉業を成し遂げた人ではないはずです。

天才とは、
「自分の全存在をかけて、たゆまぬ努力によって卓越性を究めること」
定義できるのではないでしょうか。

天才となる瞬間とは、
職人を究め、卓越性が出た瞬間です。

この「GRIT」という「やり抜く力」においては、
前オバマ大統領も、
マイクロソフトのビルゲイツも
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグも、
今話題の「レジリエンス」「断固たる決意」と
並ぶ重要な要素として強調されています。

人間力を高める。
現代において、どの業界でも
人を見極める重要な力としても注目されています。
我々が人間である以上、
人間をこれからも持続的に
種を保存していくためにも、
健全な社会を持続していくためにも、
人間力を高めることが重要課題と言われています。

今の時代は、その重要課題と逆行して、
種の保存より、自分の快楽へと目が向く傾向が高くなります。
快楽の先にあるのは、虚しさです。
虚しい未来に突入しつつあります。

そんな虚しい未来とならないように、
人間力に今一度目を向け、
そして、人間力を高めていく。

だれでも、その気になれば、
人間力は高めれます。

もちろん、それと同様に、
「覚悟」が必要です。

決めるのであれば、
「断つ」覚悟です。

今までの弱い過去の自分の悪習慣を「断つ」。

今までの自分を断つことで、
目線は前を向きます。

「もっと高めたい」という強い意欲と、

興味と探究心を持つことができます。

現状に満足すれば、それなりに楽しめることはわかっています。

しかし、それ以上に
自分の潜在能力を最大限に生かすことこそ、
オリジナリティで、クリエイティブな
かけがえのない人生なんだと私は強く思います。

天才とは、天から与えられた才と書きます。
生まれつき備わっている能力。性能。はたらきということです。

私たち全員が生まれつき備わっている性能とは、
脳であり、手足だとかそういうものですね。

それらを使って、何を掴むのか。どこを歩くのか。何を思うのか。

自分で書きながら、なんだか勇気が湧いてきました。
少しでも、みなさんの気づきになればと思い、書きました。

 


最後に、友人から教えてもらった素敵な話があります。
Jリーグのクラブユースで監督から教わった話だそうです。
「雨乞いの踊り」
ご存知のかたは、知っているかもしれません。

雨乞いの踊りを踊ると必ず、雨は降る

という話です。
心が枯れつつある現代の砂漠で、
私は踊り続けてみます。

果たして、雨が降るまで踊れるのか・・・
途中で干からびて死んでしまうのが先か。

そんな人生、上等です。

本日も大きな声でありがとう。

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