人間力

人間力の向上なくして、 心体技(競技力)の向上なし

先日、女子選手として史上初の
日本選手権5冠達成した
池江璃花子(ルネサンス亀戸)選手のニュース。

改めて、調べてみると、
5冠を取ることのタフさにあっぱれですね。

50、100、200mの自由形。
50、100mのバタフライ。
4日間で計10レースを戦い抜いたとのこと。

泳ぐ距離が短い分、大きな
瞬発力が求められる。
当然、筋肉には相当のダメージを与える。
筋肉はじめ、心も擦り切れたであろう、
極限状態で、5冠達成はあっぱれ!ですよね。

おめでとうございます。

陸上で置き換えても、
そうはいないですよね。
それだけ1試合で使うエネルギーが、
心体ともに爆発的であるということの
裏返しですよね。

その池江選手の快挙を、
サポートしてきた村上コーチが、
トップスイマーに求める「人間力の向上」について、
元競泳日本代表の萩原智子さんの本日のコラムで、
触れられていましたので、
その記事の紹介をご紹介しますね。

スイマーとして、もっと成果を出したい人、
アスリートとして、もっと成果を出したい人、
自分のトレーニングのあり方について、
正しいトレーニングか確認したい人にとって、
何か一つのヒントになればと思います。

 

(以下抜粋)

トップスイマーに求めるものがある。
それが『人間力の向上』だ。
「水泳を通して人間的にも成長してもらいたい、
社会に出たときの方が、時間が長いですから。
挨拶ができない、言葉遣いが悪い、
そんなトップはいません」。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

村上は、池江に1枚の紙を手渡した。
『選手が好印象に見える行動
(応援してもらえる選手)』と題した紙には
トップスイマー10ヶ条のほか、
「人間力を成長させて下さい」
というメッセージが記されていた。
トップスイマーになれば、
周囲の視線は多くなる。
時には誤解を与えることもあるだろう。
だからこそ『人間力』を
向上させなければならないと、
世界を狙う教え子に諭したのだ。

やはり、
偉業をなすトップ・アスリートの背景には、
人間力の向上に意識を向け、
取り組んでいるんですね。

 

競技力の基本である「心・体・技」

学校などで教わっていたのは、
「心技体」だったか。
知らない人はいないほど、
有名な言葉ですよね。

しかし、世界の主流は、
「心体技」と言われています。
もちろん、理由もあります。
重要度に順番があります。

当然ながら、
競技をやる上で、
「心」・「体」・「技」、
全てが揃うのが理想。

ここで、一つ日本における
ある調査の一例を情報提供いたします。

日本オリンピック委員会(JOC)心理班による
オリンピック出場後の選手への調査事例です。

「心技体において、オリンピックで大切な順番に番号をつけてください」

という質問に、ほとんどの選手は、

(1)「心」(2)「技」(3)「体」

と順番をつけたそうです。
次に、

「毎日の練習で実施している順番に、並べ替えてください」

という質問に、ほとんどの選手は、

(1)「技」(2)「体」(3)「心」

と並べ替えたそうです。

 

この実態が、
当時のオリンピックなどの大舞台で
勝てない理由の一つとして、
分析実証され、
今では、
メンタルトレーニングが
当たり前に行われるようになりました。

 

最新の世界では、

(1)心
(2)体
(3)技

の順番に、重要視されています。

 

もちろん、「技」を軽視している
訳ではありません。

すばらしい技を、
本番で発揮するためには、
「心」や「体」なくして、
発揮できないということです。

「体」とは、
体づくりにはじまり、
健康維持、食事面などが挙げられます。

こちらも、
とても重要なトレーニングですよね。

「心」に至っては、
成果としても、数値化しにくく、
アスリートとしては、
ついつい後回しにしがちで、
手を出しにくい部分ではありますが、

心理学や脳科学の世界的研究により、
その最重要度は、当たり前になっています。

そして、昨今では、
日本オリンピック委員会(JOC)のスローガンとして、
「人間力の向上なくして、競技力の向上はなし」
が挙げています。

人間力とは、
言葉として置き換えると
人格と言えます。

心根(こころね)とも言えます。
心の発信源です。

つまり、
競技人として、
最重要である「心」の向上も、
「人間力」の向上なくして、
いかようにもなるということです。

そのすばらしい花も、
根が腐ると、どうなるでしょうか?

私は、ほんとに、
この言葉を大切にしています。

「人間力の向上なくして、
心体技(競技力)の向上なし」

せっかくのトレーニングを
無駄にならないように、
正しいトレーニングを
積み上げていきたいものです。

 

まとめ

世界標準の競技力における
基本の考えは、
(1)「心」
(2)「体」
(3)「技」

その競技力を支えるのは、
(1)「心」の根っこの部分である
(0)「人間力」

「人間力の向上なくして、
心体技(競技力)の向上なし」

 

本日も「大きな声でありがとう」

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