知的能力

抽象度をあげる効果的な3つのトレーニング

人間力の3大要素である
「基本知力」要素。

その「基本知力」を
まさしく言葉で言い換えると、
【抽象度】とも言えます。

人間力の高い人というのは、
【抽象度】が高い人ということなんですね。

 

江戸時代の基本教育である
「読み・書き・算盤」は、
【抽象度】をあげる
トレーニングの
ヒントと言えます。

今回は、前回記事に続く第2篇として、
【抽象力】を高めるための
効果的なトレーニング方法を
3つご紹介します。

【抽象力】を高める
効果的な3つのトレーニング方法
(1)多読トレーニング
(2)思考整理トレーニング
(3)脳内環境整備トレーニング

(前回記事)によると

【抽象度】は、
1)共通する本質を選別して抽出する能力
2)それを言葉に置き換える言語能力

を伸ばすことで、高まるということでした。

これを大前提に一つ一つ
考えていきたいと思います。

(1)多読トレーニング

  • 好きな本に偏らない
  • 得意でない本も読む
  • 好奇心をもって読む
  • 多くのジャンルで読む
  • むずかしい本を読む

当然、読書が、
我々に与える恩恵は、
ここで改めて書くことでもありませんね。

読書習慣が、アスリートの能力を大きく開花させる?
超一流が、取り組む5つの理由。
※読書習慣についてまとめた記事です

しかし、

【抽象度】を高める上で、
好きな読書、読みやすい本ばかりでいいのでしょうか?

【抽象度】を高めるためには、
なによりも、多読が、
基本トレーニングになります。

そして、トレーニングの絶対原則。
正しく姿勢ポジティブな気持ちが重要です。

本を読む正しい姿勢とは、
本を正しく理解するための読み方です。

本を真に理解しようとするならば、
自我を消し、著者の視点にたって、
読み解いていきます。

もし、自我を消さず、
自分の価値観をもったまま読むと、
重要なことが論理的に説明されていても、
スコトーマ(心理学的盲点:自分の常識外の部分は見えない)の原理によって、
そこに気づくことはありません。

自分自身の価値観は、
ちょっと片隅にしまって、
著者になりきり、著者の視点から、
著者がその本で言わんとしている
抽象化の過程を追っていくことが、
抽象度を高めるトレーニングになります。

ここで、【抽象度】の高さを
ジャンルでランク付けしていますので、
目安にして欲しいと思います。

【抽象度】の高い順のジャンルリスト
(1)東洋哲学・西洋哲学
(2)文学(※本により抽象度の高低は変わります)
(3)成功哲学・自己啓発書
(4)歴史書
(5)ビジネス書・一般書
(6)実用書・技術書
(7)現代社会

上に行くに連れ、【抽象度】は高くなり、
下の方に行くに連れ【抽象度】は低く、【具体度】が高くなっています。

もちろん、
【抽象度】が高いものばかり読めばいいというわけでもなく、
【抽象度】の低い本を読まなくていいというわけではありません。
【抽象度】が低い実用書としても、
そこに思わぬ発見と気づきがあることも多いからです。

重要なのは、多読を行うことです。

【ポイント】抽象度の高いところで知識を獲得する

【抽象度】の高いむずかしい本にも挑戦しましょう。
なぜなら、知識の源泉となる原理そのものは、
すでにほとんど語り尽くされているからです。
【抽象度】の高い本から知識を獲得することができれば、
矢継ぎ早に次々と生み出される知識を1から学ぶ必要性はありません。
「これは、あの原理の応用だ」
「あの原理とこの原理を結び合わせると、こういう考えが生まれるのか」
というように、応用が利くようになるからです。

むずかしい本がむずかしく感じられるのは、
きっと抽象的な記述がなされていたり、
そこで取り上げられている具体的な事柄に対して
自分自身の知識や経験の不足にあります。
これは、普段から具体的なものごとに対して、
直接的な思考対応しかしていないから、
抽象的なことを理解できないと言えます。
抽象的な記述を扱うには、
抽象的な想像力が必要です。

「どういうことかな?」と頭をひねって、
整理していくことを重ねていくと、
読解レベルも少しずつあがり、
分かるようになります。
そうすると、
具体的な本や平易な言葉で書かれている本の見え方が変わり、
本に書かれている内容がより深く理解できるようになります。

抽象度の難易度を上下させ読みすすめるのは、
とても効果的と言えます。

(2)思考整理トレーニング

インプットの次は、
アウトプットです。

 読書ノート(発見ノート)をつくる

書くテーマは、自由で大丈夫です。
読書や日常生活のなかで、
自分が感じたこと「○○の法則」など、
自分の思考を、紙に書き出してみましょう。

ポイントは、「分析」です。
分析すると、必然的に抽象的な内容になります。
自分なりの「○○の法則」をたくさん見つけてみましょう。

自分なりの言葉で、
「文章化」「図案化」して、
まとめてみましょう。

実は、この作業自体が抽象化の作業といわれるものです。
自分が見たもの、考えたことを、
文章や図にするというのは、
見たもの、考えたものを
さらに一段階抽象化しないとできません。

最初は、どうしていいかわからないかもしれませんが、
文章化や図解化の練習を積み重ねると、
書いていくにつれ、どんどん抽象的思考力が付いていきます。

(3)脳内環境整備トレーニング

環境整備も、とても重要なトレーニングの一環です。
最大限にパフォーマンスを発揮するために、
欠かすことはできないトレーニングと言えます。

エネルギー補給や休息法・・・。

「脳が回復する8つの習慣」でも、
ご紹介しています。

ここでは、
効果的な食事をご紹介します。

【脳にとって効果的な食事】
●毎日摂取したほうがいいもの
緑の野菜、果物、ナッツ類、豆類、イモ類、全粒穀物、魚、エクストラ・バージン・オリーブオイル、ヨーグルト

●ほどよく摂取したほうがいいもの
鶏肉、卵

●他には
果物・緑茶などに含まれる
フラボノイド

ジンセン(高麗人参)やギンコウ(イチョウ)といったハーブ、魚油などに含まれるオメガ3脂肪酸腸内細菌叢を整える発酵食品など

(参考文献)最高の休息法(著)久賀谷 亮

少なくとも、カップ麺やジャンクフードや
お菓子ばかり食べているようでは頭は働きませんよね。

日々、アンテナを立て、
メンテナンスのトレーニングにも取り組みましょう。
整理された机では、仕事がはかどるのと同じように、
脳内整理ができていると、
モチベーションや集中力、記憶力など、
さまざまな部分が研ぎ澄まされていきます。

まとめ

【抽象力】を高めるための効果的なトレーニング方法
(1)多読トレーニング

・抽象度の高い本から知識をえること
・抽象度の高い本と抽象度の低い本など、多ジャンルでバランスよく読む

(2)思考整理トレーニング

本で読んだものから気づいたことや
普段の生活で気づいたものや思考を、ノートに「文章化」「図案化」してまとめる

(3)脳内環境整備トレーニング

脳や体のメンテナンスに意識をむける
食事、睡眠、運動、マインドフルネス瞑想など。

 

ぜひ、その日の思考を日記がてら、
文章や図にしてまとめるクセをつけて
みてはいかがでしょうか?

今日も大きな声でありがとう

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