社会・対人関係構築力

教えて、褒めて、叱る。教育の黄金比率とは?

人間力とは、教育力と私は考えています。

人間は、一人では生きられません。
人間は、人と信頼関係を築くことで、生を成す種です。

信頼関係を築くためには、
他人をリードし、コーチする力が必要です。

これが、人間力は教育力というシンプルな理由です。

人間力を高めたいと思う読者様は、
自分の教育力という観点から、
自分の人間力を俯瞰してみてください。

また、あたらしい気づきがあるかもしれません。

今回は、
他人を高めるための「教育」と
そのバランスについて
書いてみたいと思います。

突然ですが、質問です。

他人の欠点ばかりに目がいくような人、
信頼できますか?

自分の欠点ばかりに目がいく、
自信のない自己否定感の人、
信頼できますか?

欠点ばかりに目がいく人は、
教育力として乏しいといえます。

何も高まりませんから・・・。

人には、いろいろな個性があります。
どんな人のどんな個性も
前向きに評価してあげる目を
持ちたいものです。
もちろん、かくいう私も日々精進です。

教育とは、
コミュニケーションでいう
「ティーチング」に当たります。

そして、
「ティーチング」にも
機能させるための
原理原則というものがあります。

それが、
「教える」「褒める」「叱る」
ということです。

 

まず、何事も
「教える」ことから始まります。
「知る」ことができて、考える素地ができるように。

次に、「褒める」です。
人は褒められると、
自己肯定感(自分に対する信頼感)が増すと言われています。
「よし、またやってみよう」
行動に進化スイッチが入ります。
しかし、
褒め過ぎは、
緊張感がなくなり、
進化スイッチが緩むことにもなります。
最後に、
「褒める」の逆である「叱る」という行為。
緊張感を持たせることで、
進化スイッチが、
短期的に大きく入りますが、
これも、過度になると、
過剰な緊張感を持ってしまい、
人の目をみて行動をするという、
依存スイッチが新たに押されます。

つまり、
バランスが必要ということです。

 

 

では、一体「褒める」「叱る」のバランスは、
どう取ればよいのでしょうか?

一つ名言をご紹介します。
江戸時代の農政家、二宮尊徳の言葉です。

可愛くば、五つ教えて、三つ褒め、二つ叱って、よき人とせよ。

これこそが、教育指導の黄金比率と言えます。

人を教育する上で、
そのバランスを体得しておく必要があるということです。

 

盆栽に学ぶ、「教える」「褒める」「叱る」の役割

教育は、よく「盆栽」にも置き換えられます。

教えることとは、
器を用意して、土をいれ、種を植えることを指します。

いわゆるスタートの準備です。
基本の準備がなければ、
何も始まりません。

褒めることとは、
盆栽に、水や肥料を与えることを指します。

これがなければ、
盆栽は、生育できずに枯れてしまいます。

叱ることとは、
伸びすぎた枝葉を切り、剪定して整えることです。
これによって、盆栽はより美しい姿に仕上がります。

褒めるだけでは、好き放題に伸びて、
いびつになります。
叱るだけでも、伸びが止まってしまいます。

やはり、ここでも
バランスが大切ということです。

子育てにも、
同様のことが言えます。

歯磨きひとつを教えるのも、
なかなか自主的にするようにはなりません。

何十回、何百回も、教えて、ほめて、しかっての繰り返しで、
ようやくできるようになります。

大人の教育も同じことが言えます。

子どもじゃないんだから・・・・。
といって、教育放棄したりしていませんか?

「一度話したから、もう理解してくれているだろう」
「この前注意したばかりだから、何度も同じことは言いづらい」

わかるまで、何度でも教育することも、重要だと思います。
教育者の責任でもあるということです。

その中で、大切な心がけがあります。

それは、
すぐにできないからといって、焦らないことです。
できるようになるまで、何度も諦めないこと。

ほめたり、しかったり、表現を替えたり、
何度も繰り返し教育する。

今現在の相手のバランス状態を把握しながら、
あの手この手を試してみてください。

諦めない心が、メンバーにも伝わり、
やり続ける先に、必ず答えがやってきます。

教育とは、他人のためでもありながら、
かえって、自分を高めることにもつながります。

ぜひ、教育への意識をもってみてはいかがでしょうか?

最後に、
「褒め上手の10か条」と「叱り上手の10か条」
をご用意しました。

ぜひ参考にしてみてください。

褒め上手の10か条

□(1)ほめるポイントを探す
□(2)ポイントを外さずほめる
□(3)本心でほめる
□(4)具体的にほめる
□(5)行動や過程をほめる
□(6)第三者を介してほめる
□(7)人前でほめる
□(8)偶然の成果はほめない
□(9)極端にはほめない
□(10)何度もほめない

叱り上手の10か条

□(1)目的をはっきり決める
□(2)1対1で叱る
□(3)即座に叱る
□(4)人格は否定しない
□(5)他人と比較しない
□(6)過去を蒸し返さない
□(7)1回につき一つ
□(8)失敗は叱らない
□(9)叱った後は、カラッと態度を戻す
□(10)結果をおいかけたら、フォローする

 

まとめ

教育の黄金比率とは、
・教える5割
・褒める3割
・叱る2割

機能させるためには、
相手を俯瞰して、状況を把握すること。

・基本理解度○割
・褒められたい度○割
・やり放題度○割

言葉を置き換えると

【盆栽編】
・器や土が足りているか?
・水や肥料が足りているか?
・伸びすぎてバランス悪くなっていないか?

 
自分なりに理解するためのコツは。
このブログで何ども出てきますが
「置換力」です。

自分なりに置き換えて、
ぜひ理解を深めてみてください。

本日も大きな声でありがとう。

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